2018.12.01
コラム
今月のキーワード:その3「理解してから理解される」
フランクリン・コヴィー「7つの習慣」に出て来る有名な言葉である。私たちは、相手から相談を受けると、急いで問題の中に飛び込んで素早く解決しようとする傾向が強い。しかし多くの場合、相手の状況や問題を深く理解する努力やプロセスを忘れてしまっている。インターネット社会ではキーワード検索が習慣化されているが、人間関係においても断片的・印象的なキーワードで判断をしたり、レッテル貼りする傾向に拍車がかかっているのではないだろうか。
AIビジネスを展開しているある会社の幹部とお会いしたところ、キーワードや検索結果によるマッチングだけでは顧客が本当に欲しい情報にたどりついていない、従ってまず顧客のことを深く理解する対話のプロセスと積み重ねがカギを握ると話していて、深い納得感があった。EAPでも基盤となる重要な考え方だと感じている。